風の便り from あらし山

雲の変化を愛でて、自然の移ろいを語り、人生の機微を楽しむ。ある時はミカン山から、ある時は雑踏の中から、雲の変化の如く・・・。
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あらし山チロルの谷

 先々月の15日、公益社団法人 大日本報徳社の鷲山社長ご夫妻が”あらしやま山荘”にみえられた。

 愛媛報徳社あらし山「報徳塾」の設立総会に出席のため、遠路、静岡県掛川市からお越しいただいた。

 ご夫妻の”あらし山”滞在は実に七年ぶり、年輪塾の「尊徳公開セミナー」に出席いただくために、二宮金次郎七代目のご子孫である中桐さんと一緒に"あらしやま山荘"にお見えになって以来である。その時は暴風雨で、真っ暗な山道を辿り着かれたために、ゆっくり周りを見る余裕はなかったようであるが、今回は秋晴れに恵まれて、ゆっくり滞在していただいた。

 鷲山社長は元東京学芸大学の学長さん、奥様は東京外国語大学の名誉教授で、それぞれドイツ文学とドイツ演劇がご専門である。

 二宮金次郎を介しての不思議なご縁である。

 

 設立総会を終えて帰られる朝のこと、鷲山社長が”あらしやま山荘”の二階に腰掛けられ、こう言われた。

 「ここの眺めはいいねぇ。

  以前、チロルの谷に行ったことがあり、もう一度行きたいと思っていたんだが、ここで十分だねぇ。

  ・・と。

 ”あらしやま山荘”は、昭和7年から標高200mの石垣の上に建っている。

 この地で10代営々と暮らしており、ここから見える眺めが大好きで私の原風景でもある。

 ここに来るためには2Kmほどの山道を車で走るが、初めての人には”この先に家があるのか?”と尋ねられたりもする。

 それでも、こんなに褒めていただいたことはない。

 

 そうだ、これから「あらし山チロルの谷」と呼ぶことにしよう!

 山あいの一軒家でも人は来る!

 有難い、ミカン山が喜んでいる!

 

【あらしやま山荘からの原風景 】

あらし山チロルの谷(2)

【あらしやま山荘からの原風景 】

あらし山チロルの谷(1)

 

 

「雨ニモマケズ」in あらし山

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ
  雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
  慾ハナク 決シテ瞋ラズ
  イツモシヅカニワラツテイル
  一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
  アラユルコトヲ ジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
  野原ノ松ノ林ノ蔭ノ小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
  東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ
  西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
  南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
  北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ
  ヒドリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ
  ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
  サウイフモノニワタシハナリタイ 」

 

 手帳に書かれた宮澤賢治の遺作のメモで、一般には詩として広く知られており、「雨ニモマケズ / 風ニモマケズ」に始まり、「ソウイフモノニ / ワタシハナリタイ」で終わる漢字交じりのカタカナ書きである。これにメロディーを付けて歌にしたものは多いが、そのなかで宇佐元恭一さんが作られたメロディーを特に気に入り、ご本人の了解を得て歌っている。これは”あらしやま山荘”での「楽農ゼミナール」のご挨拶がわり皆でシングアウトしたもので、演奏は自称”あらし山報徳バンド”であるが、如何せんバラバラでシロウトも甚だしく、合わせて練習しここともなくイキニナリであり聞くに堪えないが、これも仕方がない。

 歌うことに意義がある!・・・と思っている次第。

 宮澤賢治がこうありたいと願った生き方を綴ったもので、原曲は”G”だが、キーを”D”にして歌っている。この「雨ニモマケズ」を暗記しようとするとなかなか手ごわいが、歌うとすぐに覚えられるから不思議である。そして、少しでもこのようになりたいと常々思いながら、今日も歌い続けている!

 

 「欲はなく決して怒らず<、いつも静かに笑っている。

    あらゆることを自分を勘定に入れずに、よく見聞きし分かり、そして忘れず。

   みんなにデクノボーと呼ばれ、ほめられもせず、苦にもされず。

   そういうものに、わたしはなりたい。」

 

「雨にも負けず 風にも負けず

 雪にも 夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち

 欲はなく決して怒らず いつも静かに笑っている

 一日に 玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ

 あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず

 野原の松の林の陰の小さな茅葺き小屋にいて

 東に病気の子どもあれば 行って 看病してやり

 西に疲れた母あれば 行って その稲の束を負い

 南に死にそうな人あれば 行って 怖がらなくてもいいと言い

 北に喧嘩や 訴訟があれば つまらないからやめろと言い

 日照りの時は 涙を流し 寒さの夏は おろおろ歩き

 みんなにデクノボーと呼ばれ ほめられもせず 苦にもされず

 そういうものに わたしはなりたい」

「楽農ゼミナール」2018 〜鎌倉研の歌と語りァ

この曲はカントリーぽく、アメリカを思わせる 好みの一曲である。

うまいねぇ。

【Western Lullaby】

 

ついに2時間に及ぶ今夜のラストソングです!

参加者全員を巻き込み、日土町のご当地ソングとなるか!

【ちょっと待って日土町&八幡浜】

 

終いのアンコール曲。鎌倉さんは今日から禁煙、プカプカとさようなららしい。

それにしても、いったい今夜は何曲歌ったの?

【プカプカ】

「楽農ゼミナール」2018 〜鎌倉研の歌と語りぁ

この曲は、鎌倉さんが作った ご当地ソング。

最初から読んでも最後から読んでも”ツルワルツ”

【都留ワルツ】

 

いよいよ佳境に入ってきます!

ご存じ、この歌は”園まり”、”藤圭子”が歌っているが、フォークシンガーの”三上寛”の歌が聴きごたえ十分!

【夢は夜ひらく】

 

いよいよ「濡れ色の想い出」です。

この歌の情景がいいですねぇ。名曲だと思いますよ、鎌倉さん!

【濡れ色の想い出】

「楽農ゼミナール」2018 〜鎌倉研の歌と語り〜

この曲は「浅草染太郎お座敷LIVE」のCDに入っている。

軽妙なリズムがいいねぇ。

【上海Good Old Days】

 

続いての曲は大阪の歌を作ってくれ頼まれ、お礼にタオルを作ってもらったそうである。

船場という名前の響きはいいねぇ。

【船場浪漫】

 

鎌倉さんが初めて作った曲らしい。

「大阪」懐かしい響きやねぇ!

この歌、大好きでっせぇ〜。

【Osaka Blues】

 

 

 

 

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