風の便り from あらし山

雲の変化を愛でて、自然の移ろいを語り、人生の機微を楽しむ。ある時はミカン山から、ある時は雑踏の中から、雲の変化の如く・・・。
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発想は組み合わせ!

  「発想」は、ある日いきなり天から降ってくるものではなく、あるテーマを見つけた時または与えられた時に、自分の引き出しの中の経験や知識と結びつき、まったく新しいものが生まれてくるものである。発想の段階、または発想にいたる段階では、いかにき出しの中身を多く持っているか最も大切である。
 人は多くの場合、自分の発想やアイデアあるいは意見に固執してしまう。それは本能に近い反応で、自分の意見やアイデアと正反対のことを相手から言われると、その正しさや面白さ、ユニークさへの正しい判断より先に感情を害し、耳を閉ざしてしまう。

 「新しい発想を得ようと思うならまず誰かに話を聞け」

 これはホンダの創業者である本田宗一郎氏の言葉である。発想の段階では他人のものも含めて、この知識や経験との組み合わせを誰よりも多く行い、発想を充分に発酵させ確信を得た瞬間から、社員を叱り飛ばすのもいとわず、猛然とその実現に向けて進んでいった人であったろう。

 なるべく他のものの意見を聞く

 それが自分の判断や発想と正反対のものであれば、なおさら大切に聞く。意見や発想が反対のものであるほど、自分の引き出しにはない、発想のための貴重な組み合わせパーツであり、もっと自分の発想を素晴らしいものにしてくれるものである。しかし、その大切さに気付いていながらも、面と向かって反対のことを言われると、つい自分の考えや価値観に固執してしまう。

 最高の発想やヒントとなる知識は、自分だけが考え付くものではない

 この言葉の背景には、本田宗一郎氏の持つ理想と目標の高さがある。望んだものは「最高の車、エンジンをつくる事」であり、自分の発想を実現することは、その目標のためのひとつの過程に過ぎなかったと考えることもできる。最高の車を作るために必要であれば、一見正反対の行為に思われる“人の意見に耳を傾けること”と、“人を強烈に叱りつけること”は矛盾なく同時に存在しえたであろう。
 このようなことを考えながら自らを省みると、些細な発想にこだわり、大切な組み合わせや人の意見を聞くことも忘れ、自分の発想の幅を狭くしていたか。
 常に肝に銘じたい言葉である。

伊予柑2011 あらし山の伊予柑  

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