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2012.12.10 Monday

マウンテン・バンジョー がやってきたぁ

 オールドタイム・バンジョーを弾き、バンジョー研究家でもある”石川修次”さんから宅配便が届いた。
 開けると、見慣れないバンジョーが横たわっている。
 これが”マウンテン・バンジョー”かぁ。
 しかもネック(三味線でいう竿)にフレット(音の区切り)が無い、”フレットレス”である。
 
 今年9月の東京・小平でのオールドタイムコンサートの際、石川さんはミンストレル・バンジョーで”Water Bound”を弾かれた。聴いた瞬間、なんと懐かしく、若い時の記憶が一斉に蘇った。
 そうかぁ、この曲をバンジョーを弾きながら唄いたかったんだ!
 石川さんからは、沢山の資料とCDを送っていただいた。
 ”送ったCDを聴きこんで、バンジョーを弾きこみ、自分のスタイルを見つけてください”とのメッセージが添えられていた。
  
 小平で弾かせていただいたバンジョーの感触が忘れられず、石川さんに無理をお願いして送っていただいたのが、この”「マウンテン・フレットレス・バンジョー”である。石川さんが弾かれていたミンストレル・バンジョーとは違って小さいが、バンジョーの原型ともいえる。
 制作者は、バージニアのRichard K.Smith さん。
 早速、調整に取りかかったが難問続出。
 まず、想像していたよりも音が小さい。
 これは、手持ちのブリッジに変え、ブリッジの位置を真ん中にすることで対応。
 ブリッジは弦の響きを張っている皮を伝えるもので、音質を決める重要なパーツである。
 しかも張ってある皮の面積が小さいので、試行錯誤の結果、ブリッジをの位置を真ん中に移動。
 続いて、通常のチューニングが難しいことに気がついた。
 弦を張っている糸巻きがフリクションペグと言って、直接、ネックに差し込んであるだけ。
 しかも、弦を張るとスルスルと滑ってしまう。
 これは、師匠にフィドルで使う松ヤニを貰って、ペグに塗り再度差し込み、なんとかクリアー。
 もっぱら、Gチューニングで使用している。

 このバンジョーが、あらし山によく合い、なかなか雰囲気のあるいい音がする。
 音量は小さいが、本当に素朴で、澄んだ音が響いて、なんとも心地良い。
 ちなみに張ってある弦はガット弦(ナイロン)である。
 アバラチア山脈の山間の人たちは手製のバンジョーを作り、弦は釣り糸を使っていたという話を聞いたことがあるが、納得である。
 ”シンプル”なものは、”シンプル”な環境の中でこそ意味があるのかも知れない。

マウンテン バンジョー
コメント
9月22日に東京の小平でのコンサートでお会いして以来、いろいろな情報交換をしていますが、ご自身の関心事がどんどん深く、広くなっていらっしゃることを知り、うれしく思っています。試行錯誤の結果、よりよい音色を追求している姿に触れ、こちらがさまざまなことを教えていただいており、感謝しています。このフレットレスバンジョーが素晴らしい持ち主のもとで今後も美しい響きを奏でていくことを想像しています。ぜひとも自分自身のフレットレスバンジョーの音色に出会ってください。
石川修次
  • 石川 修次
  • 2012.12.24 Monday 18:37
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