風の便り from あらし山

雲の変化を愛でて、自然の移ろいを語り、人生の機微を楽しむ。ある時はミカン山から、ある時は雑踏の中から、雲の変化の如く・・・。
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”2018南海豪雨”と呼びたい!

 父から常々、”水はけ(排水)には注意しとけよ、大変なことになるぞ!”と言われていた。

 あらしやま山荘は、標高200mmのしかも高い石垣の上に建っており、家も人生も”崖っぷち”である。

 この5日から信じられないような豪雨となり、降り始めからの雨量はあらし山で”427mm”を記録した。

 6日と7日の二日間で”360mm”の雨が降ったのである。

 しかも山間であるために台風並みの強い風が吹き、家や石垣がいつ崩れるのかと生きた心地がしなかった。

 気象人ではあるが、初めて「集中豪雨」なるものを体験したわけである。

 いままで集中豪雨と言えば九州というイメージがあるが、今回は地形的に四国南西部、とりわけ豊後水道から入ってくる暖湿流が印象的だった。間違いなく温暖化により、太平洋高気圧の中心が高くなり、大陸からの寒気の張り出しも強く、その狭間の四国南西部を中心に豪雨となったものと思われる。これは単なる偶然ではなく、梅雨末期の大雨のパータンが変わったと認識せざるを得ず、今後、要注意である。

 確か去年の線状降水帯による豪雨は「九州北部豪雨」と名付けられたと思うが、今回は警鐘も含めて「南海豪雨」と呼びたいものである。

 

【1時間降水量が最大時の降水図】

7月7日降水レーダー

 

2018南海豪雨の気象(あらし山)

 

 テレビの天気解説での「太平洋高気圧の縁を回って梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が次々と流れ込んできました」というのでは、ちょっと説明しきれず、”上空の太平洋高気圧北西側の暖湿流の集中域を上空の気圧の谷(偏西風南側の蛇行域)が通過したから起きた”と理解すればいいと思う。さらに台風8号の影響で太平洋高気圧が張り出し、上空の気圧の谷の東進をブロックしたために同じ場所で大雨が続いものと思われる。

 

南海豪雨解説図

 

 

 下の図はスーパーコンピューターによるシュミレーションである。

 紫色は下層雲で、図の書き込みを読めば今回の豪雨がイメージできる。

 

南海豪雨解説

 

 

 

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